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2011年10月23日

わくらば日記/朱川湊人

以前「世にも奇妙な物語」で見たお話が凄く良くて、原作を読もうかと思っていたんですが、結末知ってる物語より、知らない物語で判断したかったというのもあって、同じ作家の違う物語をまずは手にしてみました。

わくらば日記

主人公の「ワッコちゃん」が、自分が少女だった頃の昭和三十年代を回想形式で語る形式の物語。
ある「超能力」を持っている姉さまの回想記でもあるし、事件が起きたりもするのだけれど、ミステリというよりは人情モノというかなんていうか…。
「世にも奇妙な物語」でドラマ化された作品も非常にせつなかったんだけれど、この物語も同じようにせつなかった。中でも「流星のまたたき」の最後の、優しいトリックが本当にせつなかったよー。

続編が出版されているようだし、まだまだ続きそうなので今後も読み続けようと思っています。

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